◇アナーキー・イン・ザ・ノー毛ー◇
破天荒な人ほどハゲている傾向にある。その代表的な人が江頭2:50さん。
ありえない程のハイテンションで動きだって激しい。
元々人の身体はあのような動きに耐えられる様に設計されていないのだろう。
江頭さんの芸風の代償は色々あると思うが「ハゲ」も一つの代償かと思う。
人はそれぞれキャパが違うが「ハゲ」は何かしら自分のキャパを越えて
しまっているのではないかと推測する。

僕は非常に目を酷使する。
パソコン・携帯を見る時間が異常に長いのだ。
その時間は24時間という日もある。
睡眠をコンスタントに取れず、一日中液晶を眺めているという
明らかなキャパ越え。目の酷使の代償は「ハゲ」と考えるのも
自然な事だろう。
◆モミモミ
ハゲは異常なまでに頭皮の血流にこだわる。
「頭皮の血流」と「ハゲ」は密接な関係があると言われているが
ほとんどのハゲはその情報を鵜呑みにするだけで
メカニズムまでは把握していない。
勿論、僕だって詳細はしらない。
頭をモミモミする止まりである。

そもそも肩や腰のコリも頭皮のコリも揉んで改善されるのだろうか?
僕は幼い頃に祖父の肩を何べんも揉んだが祖父は
「あ~肩がこるな~」
と毎日嘆いていた。
おそらく揉むという行為は一時的な安息であって治療ではない。
そう思った僕は頭皮の血流を良くする為様々な手段を用いた。
◆コリはコリ。
肉体労働の人や姿勢を崩さず仕事をする人は
重篤なコリを持っている人が多い。
揉んでどうにかなるレベルじゃない。仕事がひと段落する度に
おもむろに腰や肩を押さえ「うぅ…」と呻くのだ。
そんな人が愛用するのが「バンテリン」。

そう。僕はバンテリンを頭皮に塗りったくろうと考えたのだ。

バンテリンは肩や腰のコリを緩和するというイメージがある。
だったら頭皮のコリにも効くのではないかと考えた。

「お前は腹痛の時に頭痛薬を飲むのか?」
その頃の僕に会えるならそう言ってやりたい。

僕はスプレー式のバンテリンを購入した。
そして何の躊躇いもなく頭に噴射したのだ。
もの凄い爽快感。ハゲはこの爽快感に弱い。
この爽快感はメントールによるものだが、
頭皮中の老廃物を全滅させた様な気分になるのだ。

気を良くしたハゲというのは単純なもので
朝昼晩欠かさずバンテリンを頭に噴射し悦に入っていた。
◆スースー
バンテリンを頭に噴射する生活を半年ほど続けた頃であろうか。
僕はあることに気付いたのであった。

バンテリンを頭皮に噴射して数時間経った後も爽快感が続いている
という不可思議な現象。

その爽快感の正体とは単にハゲが進行し風通しが良くなったということだった。
僕はそこで目が覚めた。
寒気という名の爽快感が身体を包んだ事は言うまでもない。